私の思い~うつ病を乗り越えた先~
身体に力が入らない・・・指1本を動かすこともままならない・・・
ただベッドの上に横たわり、一日中天井を見つめている。
こんな生活をもう3か月も続けている。
身体が壊れてしまったのか?心が壊れてしまったのか?
自分でもよくわからない。
ただ「もう自分の人生が終わってしまった」それだけは妙に納得出来ていた。
そしてもうひとつわかっていることがある。
それはボクが「うつ病」になったということだった。
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こんにちは!川本義巳です。私はメンタルコーチという仕事をしています。
コーチングという分野のスキルを使って、精神的にしんどい状況にある人たち、
うつの人、不安症の人、適応障害やパニックの人が元気になるお手伝いをしています。
実は先ほどご紹介した「ボク」は私自身のことです。
そう、私もうつ病患者でした。
2001年の秋に発症し、そこから5~6年でしょうか。
うつ病とつきあってきた経験があります。
うつ病直前のころの写真
私がうつ病になったのは、転職がきっかけでした。
システムエンジニアとしてキャリアを積んできた私が、
あこがれだった大企業に転職出来たのが2001年の1月。
「これで自分は勝ち組だ」「もうあとは上るだけの人生だ」
そう信じていた私を持っていたのは、想像以上に大変な職場でした。
元々その業界の知識がない上に、リーダー職になり、
経験のないマネージメントも任されることになりました。
毎日、朝6時に家を出て、夜12時に帰ってくる生活。
出張も多く、夜中や休日にメールや電話でトラブルの連絡が入る.
それだけでも大変なのに、そもそもコミュニケーションに自信がなく
ネガティブな性格が災いして、同僚たちともうまく話が出来なくなり、
気が付いたら一人で孤立をしている、
そんな状況でした。
眠れない日が続きました。落ち込むことが増えました。
口数もかなり減っていきました。
「それでもなんとしなきゃ」そう思い頑張ってきたのですが、
徐々に体に異変が起こり始めます。
「なんだか息苦しい」
「やたらトイレが近くなる」
「ペンを持つ手が震える」
そういう症状が出始め、
最後には
「あれ?まっすぐ歩けていない」
という状況になりました。
そして、その年の10月27日。事件が起こります。
いつものように会社に向かう通勤電車の中で、
気分が悪くなり、駅につくと同時にトイレに駆け込み、
吐いてしまいました。
そしてそのまま電車に乗って家に帰ってしまったのです。
会社には「3日だけ有休を取ります」と伝え、
そこから1年2ヶ月、会社に戻ることが出来ませんでした。
そんな私がうつ病を克服し、今はサポートする側にいます。
出版記念パーティにて
そこにはコーチングやNLPとの出会いがありました。
素晴らしい師匠たちや支えてくれる家族や仲間たちの存在がありました。
大切な師匠たちの一人。宮越大樹さん。いつも応援してもらっています。
今の私は「もう二度とうつ病になることはないだろう」そう確信しています。
そして「自分が出来たのだから、誰でも同じようになれるはず」という思いで、
この仕事をやり続け、今はオンリーワンの「うつ専門コーチ」として活動しています。
エリクソン催眠の巨匠 ギリガン博士と。 うつ臨床の専門家 ヤプコ博士と。
うつはやめられます。人生は変えられます。
でもそのためにはあなたの
「変えたい!」という気持ちが大切です。
もしあなたが「変えたい」と思うのなら
私にそのお手伝いをさせてください。
一人では難しいことも、二人でなら可能です。
大丈夫。人は変わることができる。
お会いできることをお待ちしております。
2025年秋 川本義巳






