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2025-01-26 19:31:00

誰がなんといおうとあなたの世界は正しいんだ

「クライアントの世界観に寄り添う」



コーチだけでなくカウンセラーやセラピストは

クライアントの世界観に基づき

セッションをしていきます。

 

それをやらずに

こちらの考えややり方を押し付けるのは

それはティーチングであり

コンサルになるのかもしれません。

 

 

そして少なくともそれは

コーチングでやるべきことではないです。


 

 

クライアントの世界観といっても

色んな人がいますから

色んなことを言います。



「自分が世界で一番不幸だ」

という人や

自分がダメだからみんなに迷惑をかける」

という人。

「自分は何もわからない。知らない。出来ない」

という世界に住んでいる人もいるし

「こんなに頑張ってるのに評価されないのは不等だ!」

と怒っている人もいます。

 




僕が担当した人の中には


「あいつを殺して刑務所に行く。そうなれば本望だ」


と真剣に考えている人もいました。

 

 



みんながそれぞれの事情や環境

生い立ちの中で世界観を育みます。


そしてそれらは僕たち他人からみたら


「それはちょっとどうなのかなあ」


と思うものも確かにあります。

 

 

 


だけど僕たちコーチは

そのフィルターを外さないといけない。

たとえどんなことがあっても


「あなたの世界は正しいんだ」


というところからスタートしないといけない。


時折、


「この人のどこが間違っているんだろう」


というアプローチをする人を見かけます。


まあ決して悪いとは言えないけど

 



それってクライアントが間違っていて

こっちが正しい方法を知っているって

言っているようなもの。

 

 



そのアプローチは一時的には良くても

根本的にはうまくいかないということを

何度も見てきました。




そうではなくて

僕たち心理を扱う者としては

その人の世界観を大事にして

それゆえに生まれている苦しみを

どう解消していくのかを

クライアントと共に考え

そして行動していくべきなんじゃないかなって

そう思っています。


アドラーも言っていました。


「自分の中に矛盾はない。自分と他人の間に矛盾は起こる」


そう。あなたは間違っていない。

ただあなたの世界と外の世界に矛盾があるだけ。

だからあきらめないで、その矛盾を一緒に考えよう。

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